27才でガンになった薬剤師の話 part-1

僕は2017年にがんを発症しました。

当時、医者から5年生存率(5年後に生きていられる確率)は50%以下と言われたのをよく覚えています。

今回は僕自身の体験談として、がんの発覚から現在に至るまでの軌跡を書いていこうと思います。

正直、僕ががんであることを公表したり、このようにブログで書くことは考えていなかったのですが、今は2人に1人ががんにかかってしまう時代です。

自分や、周りの大切な方ががんになり、落ち込み、絶望する方も世の中には大勢いらっしゃいます。特に僕のがんは悪質で、全てを取り除くことはできないと最初に先生から言われました。

でも、2025年現在僕は生きています。僕の軌跡をブログに残すことで、今、がんに悩まれている方のお役に少しでも立てばいいなと思い、記事を書く決心をしました。

僕のブログを見て少しでも励みになったり、反面教師として学んでいただければと思います。

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2017年4月、当時僕は都内の薬局で正社員として働いていました。日中の業務が終了し、患者さんの薬歴(患者さんの記録見たいなもの)を書いている途中に右手のしびれを感じました。

しびれ自体はよくあることなのですが、今回違ったのは、しびれがだんだんと強くなり、右手のみのしびれが右腕全体になり、強烈な痛みが走ったことです。その次に気が付いた時は、救急車のベッドの上でした。僕は薬局内で気を失ってしまっていたのです。

その時にいた他の薬剤師が救急車を呼んで搬送されたみたいなのですが、僕は全く覚えていませんでした。ただ、とても気分が悪く、強烈な吐き気があったことは覚えています。

すぐに近くの病院に運ばれて、CTで頭の検査をしました。その結果、頭にゴルフボールくらいの影が見つかりました。この時点で、この影が腫瘍であると検査した医師たちは思ったかもしれませんが、僕がそのことを知ったのは検査が終わってから1週間後のことでした。

すぐに入院となったのですが、僕自身の体調は翌日にはすっかり元気になっていたのです。

「少し疲れていたのかな、明日にでも退院し、すぐに薬局の現場に戻れるだろう」

そう思っていたのですが、なぜかなかなか退院させてもらえず、体は元気なのにどうしてこんなに入院されられるのだろうと思っていた記憶があります。

入院から1週間後、脳神経外科の部長によばれ、僕ががんであると告げられたのです。

まさか自分ががんになるなんて思ってもいなかったし、当時まだ27歳で、がんであると伝えられた瞬間、その状況の深刻さはそれほど分かっていなかったのを覚えています。

僕のがんは、脳腫瘍の1種、「グリオーマ」と診断されました。

そのことを大学の同期であり、友人の薬剤師に伝えたのですが、その友人は顔が青ざめらたと、のちに言っていました。

入院から一週間後、この病院では対応することができないと言われ、専門の病院を紹介され、退院しました。

[がん研究センター中央病院]

今でも4カ月に1回通っている、日本各地から患者が集まり、がんの研究、臨床を行っている病院です。

がん研究では、日本での最高峰を誇っているところです。

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